【第19節】横浜FC@ユアテックスタジアム仙台

試合前に、ベガルタカップの青葉ブロック決勝が行われる。
結果は「仙台YMCA少年サッカークラブ」が7-0で勝利。一方的な試合になった。
それでも、「仙台スポーツシューレFC」も決定的なチャンスを何度か作っていた。
惜しかったんだけどね。

試合前にだらけるベガッタ。

いや、リラックスするベガッタとしておこう。
本当は比較的暑い日だったから、疲れちゃってたのかもしれない。
空は曇ってたけど。

さあ、今日も試合が始まる。

試合は「まったり」とした感じで進む。
時間が進むのが遅い。
最近、うまくいっていないチーム同士らしい、危険な匂いがほとんどしない試合になってしまった。
逆に言うと、守備に長けた横浜FCと、守備の整備を図ったベガルタがお互いに相手の良いところを消し続けたからかもしれない。

ベガルタ側としては、ボランチの二人、千葉直樹と永井篤志が危ない芽を事前につぶし続けた。
今日の完封はこの二人のお陰と言っても過言ではないだろう。

先制点は関口からのスルーパスを受けた平瀬が落ち着いてゴールを決める。こういうところで決めるのが「ストライカー」なのだろう。
この試合スタメン落ちした、そしてメンバーからも落ちてしまった中島裕希にももう少し落ち着いてシュートして欲しい。批判する人も多いが、やはりベガルタのエースは中島裕希なのだから。

その後もベガルタの時間が続くが、決定的な場面は訪れない。
ミスが目立つ。。。

後半に入ると、横浜FCが攻勢に出る。
後半から入った「キングカズ」が縦横無尽に動き回って危険な匂いを醸し出す。

それにしても、カズが出てきてベガサポからも拍手が起きていた。
やはり「キング」という事か。。。

いい位置から横浜FCのフリーキックもあった。
三浦淳宏の怖いFKはDFに当たり難を逃れる。

横浜FCの攻勢が続く中、ビックプレーが訪れる。
攻め上る横浜FCのパスを中盤でカットした千葉直樹から、左サイドの梁勇基にパスが渡り、平瀬と途中出場の西山がニアに飛び込みDFを引き付けておいて、梁勇基から右サイドを駆け上がってきた田村直也へのピンポイントパス。
それを田村直也が基本どおり叩きつけるヘッドで追加点。

本来この追加点で試合が決まるのだが、最近の試合を見ていると二点では心許ない＾＾；
そんな事もあり、最終ラインでボールをキープするベガルタの戦いぶりに、「もっと攻め上がれよ」という雰囲気を作り出してしまうサポータ。
千葉直樹も言っていたけど、ああいった戦略も悪くない。
ちょっとベガルタのサポータは攻めに心が偏りすぎているきらいはある。
ま、元々が「守備に長けたチームではない」し、どちらかと言えば「攻撃のチーム作り」をしてきたチームだから仕方ないのかな。
そういった意味でも、都並監督の評価は低いし、サンタナ監督を高く評価している人が多いのかも。
個人的には、都並監督＞サンタナ監督 という評価なんだけど。
都並監督にはもう一年やって欲しかった。サンタナ監督は早く辞めて欲しかった。。。

閑話休題。
後半も最後の最後で危ない場面が何度かあった。
GK林の反応が良くとめる事ができたシュートや、たまたま正面に飛んでくれたシュートなど。
最後は守備に追われる時間が長かった。

試合結果から見ると完勝だが、内容から見るとどっちに転んでもおかしくない試合だった。
前半はベガルタが支配し、後半は横浜FCが支配した。
しかし、前後半ともに得点したのはベガルタ。
良く言えば「強いチームの戦い」をしたという事も出来るし、悪く言えば「たまたま相手のシュートが入らなかっただけ」とも言える。

いずれにしても、反省すべき点は反省し、勝った事をプラスに捉え、次の試合に臨んで欲しい。
そう、次は「みちのくダービー」第二弾。