あれから13年

当時、関西地方は「地震が無い」事を自慢にしていたようなところがあった。
地震などの震災が無いから、京都などの都市が作られたのだと。
しかし、歴史を紐解くと、有史以来、震災が起きていたらしい事が、阪神大震災後に語られるようになった。
だとすれば、なぜ「震災が無い」と喧伝されていたのだろうか。単純に「人生より長い期間震災が起きていなかった」だけなのだろうか。

当時、5歳だった子供は、今年高校を卒業する年齢に達する。
逆に、今、小学生の子供たちは「震災後」に誕生した子供たちだ。
そう考えてみれば、年月の経つのは早いものだ。
「がんばろう神戸」とオリックスブルーウェーブが、イチローなどを中心にがんばっていたあの時から13年経っているという事だ。

日本は地震大国といわれるほど地震が多い。
何でも全世界の30~50%の割合で日本で地震が起きているんだとか。数値はちょっと適当だけど、大体そんなものだったはず。
東海/東南海地震や、宮城県沖地震はいつ起きてもおかしくないという。
東海/東南海地震が今想定されているような規模で起こるとすれば、日本経済は壊滅的な被害に遭う可能性がある。世界経済にも影響があるだろう。
宮城県沖地震が起これば、ただでさえ疲弊している東北の経済に多大なる被害を及ぼす事になると思う。

地震などの震災を防ぐ事は出来ないのだろう。
その準備をするといっても何をすればいいのか・・・。
あまり難しく考える事無く、そういった事を想定しながら「心の準備」を心掛ける事しかできないのかな。