値上げラッシュから環境問題を考える

エネルギー量や、燃焼時の二酸化炭素量などが「ガソリン」などの化石燃料と比較して多いのか少ないのか良く判らないけど、二酸化炭素が減少するという根拠は「穀物が育つ時に光合成により二酸化炭素を酸素にしている」という事だよね。

単純に、今まで使っていなかった植物を化石燃料に使うのなら、その理論は解らなくも無いけど、今までも作っていた植物（穀物）を使用しているのなら、「二酸化炭素を酸素に」している量は変わらないよね。
「いや、バイオ燃料にする為の穀物の生産は増えている」という人もいるだろうけど、それは「転作」しているだけで、「穀物の生産量」は変化していないと思う。

そう考えれば、確かに化石燃料の消費を抑えていると言う事はできるけど、「酸素の量」は別に増えていないでしょ。
そして、肝心の「二酸化炭素の量」については、今まで使っていなかった工場を稼動させている事から、単純に増えてるんじゃないのかな？工場を作るのにも「二酸化炭素」を生産するし、工場に設置する機械を生産するのにも今まで以上に「二酸化炭素」を生産する。また、今まで必要の無かった「工場へ『荷物』を運ぶ」事も増えてしまったよね。

個人的には、単純に「環境問題を大袈裟に語る」のは好きじゃない。
こういった考え方は批判の的になるんだろうけど、
「環境が破壊されて、人間や動植物が生きていけなくなるのなら、動植物は環境破壊をしているわけじゃないので可哀想な面はあるけど、人間は自業自得だから滅亡しても仕様が無いんじゃない？」
逆に、人間がいなくなった方が環境にとっては遥かに有用な事だと思う。

そんなに自虐的に考えなかったとしても、これから地球上の人間の「人口爆発」が確実にやってくる。食料も不足してしまうだろうね。
不足した食料はどのようにすればいいだろうか。当然、今は食料が「生産」されていないところを開墾や開拓していくしかない。それはどこだろうか。

「暖かいところ～比較的暑いところ」は既に食糧生産に活用されている。
残っているのは「砂漠」と「海」と「寒冷地」になるのだろう。
一番いいのは「砂漠の緑地化」だと思う。砂漠の緑地化は今までより気温が下がるはずだから地球温暖化の歯止めに一番効きそうだし、単純に緑が増えれば二酸化炭素も減りそうだしね。
「海で食料」といえば、「海洋生物の牧場」を作る事が一番いいんだろうけど、まだそこまで技術的にクリアできていない事が多いような気がする。どのような技術が必要なのかも良く判らないけど＾＾；
残っているのは「寒冷地の開拓」。シベリアなどの永久凍土といわれていたような広大な土地で食料の生産ができれば、ある程度の食料問題は解決できるのかもしれない。ただ、シベリアは「ロシアの領土」というのが心に引っかかるんだけど。

シベリアで食糧を生産するには、「地球温暖化」が必要になってしまう。
「地球温暖化」の問題と、「食糧問題」は裏と表の関係のような気がする。人口の増加を抑制できるのならそれでいいけど、実際には無理だろうね。その時の食料はどうするんだろう。人口が増えるところは今「発展途上」の国。「政情が不安定」な国という事もできると思う。そして、その多くが「砂漠」の国かな。

「地球温暖化」と「食糧問題」を解決するには「砂漠の緑地化」が一番良いような気がする。それを解決するには技術的にも資金的にもいろんなハードルが待っているんだろうな。
「砂漠の緑地化」が難しいなら、「地球温暖化」もそう悪い事ではないような気がする。

「地球温暖化」が問題だといわれているけど、「恐竜の時代」はシベリア辺りでも温暖な気候だった事が知られている。永久凍土からマンモスのミイラ？が出てくる事からも、恐竜の化石が出てくる事から考えてもそうだった事に疑いは無い。もっとも、それ時代から今までにものすごい勢いで「大陸が移動した」というなら別だが、そんな事はまず有り得そうに無い。

省エネを心がける事、化石燃料の消費を抑える事は当然必要だと思うが、妄信的に「温暖化危機説」を語る事には反対です。「危機を語る」事は理解できるとしても、「食料を燃料に」している事には本当に反対です。
今少し、冷静に考えてみませんか？